「正すの実」の挑戦 - 新たな生活革命と農業革命

農業再興と真の健康のための自然農法の実践について 何だか日本の農家・農村が寂しいのだ。元氣がないのだ。 何故だろう?

「正すの実」の挑戦 - 新たな生活革命と農業革命
by 無農薬作家 佐藤正
2021/02/21

「正すの実」の挑戦

新たな生活革命と農業革命

― 農業再興と真の健康のための自然農法の実践について ―

 

 

何だか日本の農家・農村が寂しいのだ。元氣がないのだ。

何故だろう?

 

農家が国民のために汗水流して作ってきた農作物なのに安く買いたたかれ、生産者と消費者の中に入った人たちの一人勝ちの様相が伺える。

また、農産物全体の価格が下がったことで、農業全体にお金が入らない状況は農家・農村の疲弊化を招いているようにも伺える。

食料が安いことは、消費者にとっては都合のいいことかもしれないな。

この状態はおかしくないだろうか。「農は国の基」という基本的な考え方はもう通用しない時代になったのだろうか。と疑問をいだくよ。

 

例えば、お米はどうか。

農家から農協・卸業者に買われるお米の値段は約15,000円/60㎏(1俵)あたり:(250円/kgあたり)。これで農家の生活が出来る訳がない。例えば、2ha(2町=20反)で10俵/反あたりの収穫する農家だと、15,000円×10俵×20反=3,000,000円の年間粗収入。ここに経費(農地の租税公課、肥料代種苗代、農機具代、修繕費、動力光熱費、作業用衣料費など)がかかってくる。どんな生活が出来るだろうか?これでは元氣がないわなー。

農協・卸業者を経てお米屋さんやスーパーで売られる値段は約30,000円から40,000円/60㎏(1俵)あたり:(500円から666円/kgあたり)。

この中間マージンの多さに仰天。この分を農家が得てもいいのではない!!!

国の食管法の名残が色濃く残ってか、農家は自分で自分の作った農産物に値段が付けられないのが現状。また、値段を付けたとしても売る術を知らないのが現実だ。いかに農家が国に頼ってきたかが伺える。

 

これからは、農産物の輸入拡大・種子法種苗法廃止・遺伝子組換えゲノム編集などに伴う農業の将来にも厳しい時代がやって来る。それに加え、小麦を使った食事(パン・麺類・スナック菓子など)に変わってきている日本人がどんなものを食わされるか分からないのだ。それでなくても二人に一人がガンになっている日本があるのに。心配だ。

 

ハチが世界から減ってきたことを受け、ハチのことを知ろうと10年前に「日本在来種ミツバチの会」に入会。そこで知りえた衝撃の事実はこうだ。

ハチはヒトと同様に高等な動物で、帰巣本能で必ず自分の巣に戻る能力を持ち合わせているよ。しかし、世界で「ネオニコチノイド系の殺虫剤」が出まわったら、急激にハチの個体数が減少したんだ。「ネオニコチノイド系の殺虫剤」は脳を攪乱させる物質だからね。それで巣に戻れなくなった。世界からハチがいなくなったら、世界の60%以上の作物が受粉出来なくて絶滅してしまうそうな。「ネオニコチノイド系の殺虫剤」はヒトに対しても脳障害児(周りに多動性障害の子増えていない?)を増加させている事実。

ついでだが、農薬の中には「殺虫剤」のほかに「除草剤」や「殺菌剤」がある。「除草剤」は生殖機能をダメにする作用がある。ベトナム戦争でアメリカが使ったあれだ。生殖機能不全のヒトが増えていることに氣づかない?「殺菌剤」はカエルの皮膚のヌルヌルを溶かし死に至らしめるという報告がある。いずれにせよ農薬が環境破壊を進めているのは事実だ。他にも、別紙「小麦から「発がん性」除草剤成分が検出」(女性自身)を参照してほしい。

EUでは農薬が使用禁止(廃止)の方向の動きなのに、日本はネオニコチノイドを2015年最大0.01ppmから40ppmと桁違いの緩和をした。国は、経済のためだけに、ヒトびとの健康など無視した行いを無断でやっていいのだろうか?疑問に想う。消費者も農家も「私たちのために、子供たちのために立ち上がる時」ではないのか。(EUでは、農薬が出るとデモが発生し、廃止の方向になったそうな――おとなしい日本人では無理かな??!)

 

フランスでは、「学校の給食ではオーガニックの食材を使うように!」と法律が出来たそうな。子供たちを国が守っているのだ。また、フランスでは、オーガニックを扱わないスーパーマーケットは潰れているそうな。そして、オーガニックの野菜などが余ったら(廃棄してはならなく)安く売って、それを使った安全な食事が安価で提供されるシステムが確立しているよ。

コロナ禍によって、良質な食料が重要になったことは疑いもないよね。良質な食料は、免疫力を上げ、抵抗力のある身体を作り上げる。病気をしない身体を作るんだ。世界では、日本の伝統食(一汁一菜)が注目されているよ。日本でも玄米食やぬか漬けなどの発酵食品が見直されてる。日本人がこの食事に戻れば、ガンで死ぬ人など出るはずがないとまで言われているよね。

 

オーガニックの農作物がEUだと40%以上の耕作面積に対し、自然農法で有機JAS認証(化学肥料・農薬を使っていないという証明)での日本のお米が全国で0.02%の耕作面積しかないのだ。安全安心な良質な食料を探すだけでも難しい日本だね。

 

「正すの実」では、自然農法で有機JAS認証のお米を作っているんだ。

それも、草と一緒にイネを育てているから超自然なお米が食べれるよ。切磋琢磨して育ったイネは、たくましく育っているからそのお米のエネルギー感は半端ないよ!!!

でも、2町3反(23反)の面積で1反から3俵(180Kg)しか取れないから貴重。(目標は10俵/反だよ!!ここまで有機農法を始めて29年、自然農法に切り替えてからは12年の時間が経過)

このお米で地域おこしが出来ないかなー??!

 

「正すの実」では、自分で作ったお米に値段を付けたよ。どんな値段なら「農家として楽しく暮らせるか?」を加味した値段だよ。

それはこうだ。前述の農家の経費なども考えて、年間1000万円の粗収入がほしいな。5俵穫れたとして、10,000,000円÷23反÷5俵÷60㎏=1,449円/kgあたり≒1,500円/kgあたりとしたよ。これだったら経費(農地の租税公課、肥料代種苗代、農機具代、修繕費、動力光熱費、作業用衣料費など)を支払っても楽しく暮らせると思うんだ。ちなみに、「正すの実」の規模で農機具(トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機、籾摺り機など:作業場は別)を全部買い換えたら2000万円くらいかかるよ。農機具が壊れる前に貯めておかないと次の新しい農機具は買えないからね。農家も大変だ。

農家だってあなたのように楽しい生活がしたいんだよね。ショッピングをしたり、コンサートに行ったり、旅行に行ったりとかさ。

「正すの実」のお米が高い理由が分かってもらえたかな。

今の日本でのお米の値段では、農家が楽しく生きていけない値段だよ。そんな中で若者に「農業は良いよ!」「農業をやってみない!」などと気安く声はかけられないよね。

 

じゃあ!どうすればいいんだろうかね?

誰があなたのために良質な食料を作ってくれるのだろうね?

そんな疑問に、「正すの実」は挑戦しているんだ。(内は子供がいないからなおさら大変さ。後継ぎ募集中!だけど)良質な食料を食べていただきあなたを健康にすることと農家・農村・この地域を元氣にするためにはどうすべきか日々考え・行動して・伝えてるよ。

 

自然なお米を知っていただくために、農家レストラン「ひかり食堂」もオープンさせたよ。良質な玄米ごはんとお味噌汁をあなたのお腹に届けて腸活を楽しんでいただける場として、自宅を改築して食堂を作ったんだ。

だって、本物の玄米は食べていただかないと味や食感などが分からないし、どんな料理に合うかなんて感じてもらいたいからさ。気まぐれで作るからどんな料理が出るかなんてお楽しみにしてよ。きっと身体が喜んでくれると思うんだ。自分自身が食べて喜んでいるからさ。(正すは、ここずーっと薬なんか飲んだことがないよ)この食堂の半径300mにある「正すの実」のほ場から収穫したお米や野菜とこの地域で作っているものを出来るだけ使いたいんだ。

この食堂でも疲弊した農村・地域に新たなお客さんに大勢来てもらい賑わいを演出してもらいたいな。

 

良質な食料を作る若者を農村に居てもらうことだって、農産物を(楽しく生活が出来る程度の)フェアトレード値段で買い続けてくれることを理解してくれる消費者が必要だね。農家としても、消費者に支持されるために良質な食料を提供するたゆまない努力と勤勉なる労作が必要だね。これからはお互いに投票され続けるウィンウィンな関係性の構築が重要になると思うんだよ・・・このまま進んでいったら困るのは消費者であり農家だからね。そのために、「新たな生活革命と農業革命」が必要ではないのかなーとね・・・

僕はこんな風に思うんだ。が、

あなたも一緒に考え・行動し・伝えてもらえないかな。

 

 

ありがとう。

 

 

2020.11.03

 

正すの実

無農薬作家 佐藤正

(959-2676 新潟県胎内市城塚326)

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